お問い合わせやSNSで「ゼラチンを使ったスイーツが固まらずに失敗した」というメールやメッセージを頂きました。
今回はそのゼラチンについて失敗の原因をご紹介します。
目次
ゼラチンとは
ゼラチンは、動物の骨や皮に多く含まれるコラーゲンというたんぱく質から作られたものです。コラーゲンの構造をみると、らせん状の細長い分子が3本より合わさって、三重らせんのような形になっています。このコラーゲン分子に熱をかけると、3本の分子がはずれ、バラバラの状態になります。これをゼラチンと呼びます。
引用元: 森永クックゼラチン
ゼリーやババロア、プリンなどのお菓子作りに使われます。
お菓子だけではなく料理にも使えます。
事前に水とあわせてふやかして使いますが、そのまま使うゼラチンもあります。
当サイトでは水と合わせてふやかして使う事が多いです。
それでは、ゼラチンを使って失敗した原因をひとつひとつ見ていきましょう!
固まりにくいフルーツなどの食材が入っている
キウイ、パイナップル、メロンにはタンパク質分解酵素が含まれています。
このタンパク質分解酵素がゼラチンの固める力を阻害してしまうのです。
タンパク質分解酵素が含まれているフルーツを加熱するとタンパク質分解酵素の働きが失われ、ゼラチンで固める事が出来ます。
※写真はメロンゼリーです。メロンもしっかり火を通せばゼリーを作る事が出来ます。
メロンゼリーの作り方はこちら
ゼラチンがよく溶けていない
温めた液にゼラチンを入れる事で防ぐ事が出来ます。
冷たい液にゼラチンを加えても当然、溶けてはくれません。
液を温める事が出来なければ、水と合わせたゼラチンを少しだけレンジなどで温めてゼラチンを溶かして加えてみて下さい。
ゼラチンを加えた後、熱を加えすぎ
当サイトではゼラチンを加える前に火を止める事が多いです。(一部のレシピは除く)
これは過熱防止の為です。
アルコール度数が高い
アルコール度数が高いものをゼラチンで固めたい場合、ゼラチンを加える前に沸騰させてアルコールをある程度、飛ばしましょう。
ゼラチンが少ない
当サイトではプリン液400mlに対してゼラチン4gを使う事が多いです。
ゼラチン3gだとトロトロ。
ゼラチン5gだとしっかりとした食感。
この量を目安にしてみてはいかがでしょうか?
プリン液400mlに対してゼラチン1gもしくは2gだと少しとろみはありますが、ゆるすぎるかと思います。
※写真は練乳プリンです。ゼラチンの量を調整する事で食感を変える事が出来るのも手作りのいいところ!
練乳プリンの作り方はこちら
酸味が強すぎる材料をたくさん使うと固まらない
酸味が強すぎる材料をゼラチンで固めたくても固まらない場合、酸味を減らしてみて下さい。
最後に
ご紹介した原因を参考にしてみて下さい。コツさえつかめばとても簡単にゼラチンを使いこなす事が出来ますよ。
お悩みが少しでも無くなれば嬉しいです。
ご紹介したゼラチンを使ったレシピを是非作ってみて下さい。
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※その他のレシピもサイト内検索、カテゴリーなどで簡単に探すことが出来ます。
ゼラチンが固まらない原因のまとめ
■その1
固まりにくいフルーツなどの食材が入っている
■その2
ゼラチンがよく溶けていない
■その3
ゼラチンを加えた後、熱を加えすぎ
■その4
アルコール度数が高い
■その5
ゼラチンが少ない
■その6
酸味が強すぎる材料をたくさん使うと固まらない
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